2017.01.01
田辺 とおる(たなべ とおる)
キャラバリ(キャラクターバリトン)の活動、あれこれ / 本名:田邊 徹 / 卒業回:高31回
プロフィール
高校卒業後、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学フルート科を経て声楽科に転向。帰国して武蔵野音楽大学卒業。国際ロータリー財団奨学生として再度オーストリア留学しグラーツ音楽大学オペラ科修了。ドイツの北ハルツ劇場と専属ソロ契約を結び、キャラクターバリトンとしてオペラ・オペレッタ・ミュージカルなど数多くの舞台に立った他、メルビッシュ音楽祭、マルガレーテ・オペラ祭等オーストリアの音楽祭にも参加。その後ベルリンに移り、俳優業にも活動の場を広げる。
映画「ラストサムライ」では渡辺謙の声を吹き替えた(独・仏・西語)ほか、ドラマ・CM、ベルリン・シェークスピアカンパニーの演劇「十二夜」等に出演。2000年以降は日本でも新国立劇場をはじめ、多くのオペラに出演。東京二期会公演「天国と地獄」「ナクソス島のアリアドネ」の名演は各誌が絶賛。またNHK音楽番組からバラエティーまでテレビ出演も多く、季刊「合唱表現」の連載や「オペレッタアリア集」などの楽譜編集でも健筆を揮う。ドイツでは「ドイツ語訳・日本歌曲集」を編集出版しCD も制作。歌曲・愛唱歌・童謡・歌謡曲などを網羅して豊富な解説文を添えた楽譜は多くのメディアで紹介された。殊にアニメファンの反応が熱く、親日家が集うドイツ各地のアニメ祭りで演奏会を開催。ドイツ語訳アニメソング集(楽譜・CD)も出版した。国立音楽大学講師。ワーグナー音楽祭「あらかわバイロイト」芸術監督。
コメント
高校時代は翠嵐時報・音楽部・落語研究会に没頭して勉強する暇なかった。その我儘人生が今日まで続いて、役者歌手・オペラ公演監督・楽譜編集・音大での教育活動を展開し、退屈しません(翠嵐の後輩を音大で育ててみたい!)。第3回翠嵐会音楽会ではリサイタルをさせて頂きました。