翠嵐会会長 江成正彦(高29回)
翠嵐会会長 江成正彦(高29回)

日頃翠嵐会の皆さまには会の活動にご支援をいただき、ありがとうございます。
 私儀、このたび令和5年5月20日の定時総会におきまして、会長に重任されました。どうぞ宜しくお願いします。
 新型コロナウィルス感染症が流行し始めて3年が経過しました。この間に健康や生活、学業、事業などに大きく影響された方にはお見舞い申し上げます。
 コロナが広がり始めた令和2年3月頃から翠嵐会の活動をどう行うのか、行えないのか、苦悩の連続でした。振り返るとこの間は人が集まっての活動はほぼ中止を余儀なくさせられました。ここへ来てようやく収束の兆しが見え、社会生活も徐々に戻ったことから本年度は例年通り崎陽軒にて総会・講演会・懇親会を行い、10月には第48回翠嵐会美術展を開催し、5年ぶりに第18回青春かながわ校歌祭へ参加いたします。
 翠嵐会の会則には「本会は会員相互の親睦向上を図り、併せて横浜翠嵐高等学校との関係を密接にし、以って社会に貢献することを目的とする」と謳われています。
 前者は翠嵐を卒業した世代を超えて目標に向かって集い、同じ目線で会話し、人との輪を創りあげることです。音楽や美術に関するイベントのほか、翠平戦の企画、会報の発行、アーカイブス整備、コミュニケーション活動、田奈部隊現地慰霊、事務局の運営など行っています。
 後者は卒業生として、生徒と学校を支援することです。学校やクラブ活動の支援や、対外活動で成績を挙げた生徒の横断幕で祝福、卒業祝など行っています。また、学校がキャリア教育の一環として行っている分野別職業講話への講師派遣など行っています。グローバル人材の育成や世界の産業状況、日本社会の変化などを伝える機会を増やすなど生徒の将来への希望と可能性などテーマとした講話を行っています。
 この3年の間に、生活様式がすっかり変わり、集まらなくてもオンライン会議で用が足り、移動時間が無駄と感じるようになりました。ですが、オンライン会議では情報は交換できても感情や感覚は伝わらないと感じておられる方も多いのではないでしょうか。
 トンネルを抜けて、オンラインの良さと、人と人とが会う良さの両方の広い道が開けた思います。
 近頃の生徒の活躍は目覚ましく、TV番組やマスコミで多く取り上げられています。生徒の真剣さと先生の熱意はとても素晴らく、成績は年々向上しています。
 翠嵐会は親睦と生徒・学校支援を今後も続けてまいります。
 今後ともご支援賜りますようお願いいたします。

 

令和5年5月20日

翠嵐会会長 江成正彦(高29回)