田邊 光彰(たなべ みつあき)

彫刻家 / 本名:田邊 光彰 / 卒業回:高9回

プロフィール

1939年 神奈川県に生まれる
1961年 多摩美術大学彫刻科 卒業
1979年 第一回ヘンリー・ムーア大賞展(箱根・彫刻の森美術館)で【混在あ】によりジャコモ・マンズー特別優秀賞受賞
1983年 長野県佐久市立近代美術館に高さ40mの【さく】を制作
1985~87年 長さ1Kmの横浜港突堤に3部作からなる【遥かなるもの・横浜】の構想をたて、第一部作【貝】 第二部作【花だん】を制作
1987年 ソウルオリンピック関連事業として韓国々立現代現代美術館に外国人6名の一人として招聘され【SEOUL・籾・熱伝導】を制作
1992年 田邊の提案で農学者・佐藤洋一郎氏と熱帯地方における野生稲自生地保全の運動をはじめる
1994年 フィリピンに本部のある国際稲研究所(IRRI)に招聘され【MOMI-1994野生稲の発芽】を制作
中国河姆渡遺跡博物館にMOMI-(6)1992が収蔵、展示される
1996年 タイ国立パトム・タニ稲研究センターに招聘され【MOMI-1996パトム・タニ】を制作
1997年 タイ国立パトム・タニ稲研究センターに長さ33m・ステンレス鋳造の【MOMI-1997(WILD RISE)】を制作
1999年 アメリカ・メリーランド州立エレアノ・ルーズウエルト高校に【MOMI-1999】を制作
(メリーランド州政府より名誉市民の称号が贈られる)
2002年 インド国立中央稲研究所(CRRI)に【MOMI=2000】を制作
  キューバ国立EXPOCUBA EXHIBITION CENTERに【MO MI-2004】が収蔵展示される
2006年 オーストラリア・メリーランド州マリーバ・ウェットランドに長さ19mの【爬虫類・MOMI-2006】を制作
2008年 FAQ(国連)に【A SEED OF WILD RICE-2008】を制作

2015年(平成27年)3月30日没。享年76歳。

コメント

あるとき、アートの領域から離れて、私は自然界の中にはいりこんでしまった。

そのなかで、野生稲にぶつかり熱帯地方をさまよい、「自生地保全」にぶつかったとき、創造の深みにはいりこめたと思った。
そして暗黒の中に美しい緑の存在を確認したとき、わたしは私の内部に言いようもないエネルギーが感じられ創造に夢中になった。
今私はオーストラリアの熱帯雨林のなかにいる。

田邊光彰

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