「平曲の会」を開催しました

開催日時:2023年10月28日(土)

「平曲の会」が2023年10月28日(土)に母校翠翔みらい館で開催され(母校との共催)、卒業生を中心に現役生徒や保護者など、約80名の聴衆がその演奏を堪能しました。

この日の演奏は、演奏者に高校18回卒で母校の教諭でもあった鈴木孝庸さんと鈴木さんの門人の荒井今日子さんを迎えて行われ、『平家物語』の中でも有名な、「祇園精舎」(鈴木さん・カッコ内は演奏者以下同様)、「忠度都落」(荒井さん)、「木曽最期」(鈴木さん)、「宇治川」(鈴木さんと荒井さん)が演奏されました。琵琶の音色とともに、さまざまな節で物語が語られ、読み物とはまた違う『平家物語』の魅力を発見することができました。最後に鈴木さんの指導のもと、全員で「上日」を語り、この会を締めくくりました。普段聞くことの少ない平曲を聞くだけでなく実際に語るという貴重な体験をすることもでき、伝統文化に触れるよい機会となりました。

■開催概要

主 催: 母校国語科
共 催: 翠嵐会
日 時: 2023年10月28日(土) 14:00~16:30
場 所: 翠翔みらい館
対 象: 翠嵐会員、本校生徒・保護者
演 目: 「祇園精舎」鈴木氏
「忠度都落」荒井氏
「木曽最期」鈴木氏
「宇治川」より 鈴木氏、荒井氏のつれ平家(二人で演奏)
「上日」鈴木氏の指導で参加者全員に実際に声を出す
出 演: 鈴木 孝庸氏(新潟大学名誉教授、日本文学研究者、橋本流平曲奏者)
荒井今日子氏(鈴木孝庸門下)
入 場: 入場無料
「平曲の会」パンフレット

鈴木孝庸氏プロフィール

新潟大学名誉教授。本校OBで本校の教諭でもあった。口誦文藝とりわけ『平家物語』を語り物の視点から研究し、自らも橋本敏江(平曲奏者)門下として平曲を演奏し、上記のように、本校を会場として「一部平家」を完遂された。その後、令和4年9月25日~10月24日の30日間ですべてを語る「三十日一部平家」を福井県の御誕生寺で成し遂げられた。