「美なりや翠嵐」!夏の大会 応援ありがとうございました

第107回全国高等学校野球選手権神奈川大会が、連合20校6チームを含む、172のチームが参加して7月7日に開幕いたしました。2012年夏から認められた部員不足の学校による連合チーム数は今年、全国で439校155チームとなり過去最多を更新しています。少子化と野球部員減少を背景にした制度ですが、幸いなことに翠嵐野球部員はこの夏36名、いつまでも単独チームで出場して欲しいものです。

さて母校野球部は、7月12日(土)俣野公園・横浜薬大スタジアムで、県立松陽高校との初戦(2回戦)を迎えました。2年連続して夏の大会4回戦に進出している松陽高校は、さすがに攻守にまとまりのある好チームで、キレのあるストレートを投げ込むピッチャーと動きのいい守備陣の前に、7回裏まで1得点に抑えられました。我チームは、エース桒田君から田中君へスイッチし3失点と踏ん張って終盤8回裏へ。

途中出場の角君と4番武井君の連打で口火を切りチャンスメイク、相手守備の乱れに乗じた得点後、極田君の同点打、キャプテン藤岡君の四球、唱君のダメ押し打など打者一巡で4得点!5対3の見事な逆転で 3年ぶりの3回戦進出を果たしました。「美なりや翠嵐」がグラウンドに流れ、スタンドに詰めかけたOB/OGは保護者会・現役生徒の皆さんと、声高らかに歌いました。

第2シード校立花学園(旧松田高校)との3回戦は、7月15日(火)相模原球場、全国的に不安定な天候で1時間遅れのプレーボールとなりました。1回表、藤岡君の2ベースに、唱君がグラウンドコンディションを見据えた見事なセーフティバント、木之村君四球で無死満塁。その後2死となりましたが、2年生勝山君が見事なセンター前適時打、先制点!

しかし、さすがに地力に勝る第2シード校、1回から5回まで鋭いスイングで毎回の15安打11得点と、桒田君・田中君・佐伯君とつないだ投手陣を攻め続け、一方、翠嵐打線も2回からは1安打に封じられ、今年の夏は幕を閉じました。

両日とも多くのOB/OGが詰めかけ、また現役にとどまらない保護者会の方々、ブラスバンドを始めとした現役生徒の皆さんから多くの声援をいただき、現役諸君は、この環境で大好きな野球をできる幸せを感じたことでしょう。78回の15名の選手諸君は、これから待っている新しいステージへ向けて奮闘してください。きっと皆さんなら乗り越えて行かれることでしょう。来春、OB会新メンバーとしてお迎えするのを楽しみにしつつ、新チームに期待を寄せ、変わらず声援を送り続けたいと思います。

末筆になりましたが、今春から指揮を執ってくださった監督の飯島先生、10年目のご指導となった臼井先生をはじめ学校関係者の皆様、日々選手を支えてくださった保護者会の皆様、本当にありがとうございました。また、3月まで7年間にわたりチームを育ててくださった前監督吉水先生にも、この場をお借りして御礼申し上げます。